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POHNPEI
OCEAN CRUISE

SEA & ISLANDS

N 6°53′ / E 158°13′ — POHNPEI, FSM

リーフの内と外——ふたつの青を旅する。

ポンペイ本島は、ぐるりとサンゴ礁のバリアリーフに抱かれています。リーフの内側には、波のほとんど立たない穏やかなラグーン。外側には、一気に深く落ち込む紺碧の外洋。

このふたつの青のあいだに、白砂の無人島や小さな環礁が点々と浮かんでいます。ボートで走れば、行く先々でまったく違う海に出会う——それが、ポンペイの海の旅です。

リーフを越える波を、水中から見上げる

PLATE 00リーフエッジ

外洋のうねりがリーフで砕け、内海の凪が生まれる。

アント環礁のサンゴ根に集まる小魚と、覗き込むシュノーケラー
00

SNORKELING

すべての旅は、ここから

シュノーケリング

水面のすぐ下に、お魚天国。

バリアリーフに守られたポンペイの内海は、透明度が高く、一年を通して穏やか。クマノミやチョウチョウウオが群れるサンゴ礁を、泳ぎに自信がない方でも安心して覗き込めます。

おすすめは、外洋の澄んだ潮が流れ込む上げ潮の時間帯。同じポイントでも、潮のタイミングひとつで海の表情はがらりと変わります。その日いちばんの海へお連れするのが、船長の仕事です。

シュノーケルセット・ライフジャケットは船でご用意できます

ヤシ林と白砂の浜が弧を描く、アント環礁の空撮
01

ANT ATOLL

南西へ、ボートで約1時間

アント環礁

青って、何色あるんだろう。

白い砂浜と海の青が、区切りなくどこまでも溶け合っていく。アント環礁のグラデーションを前にすると、「青って、何色あるんだろう」と考えさせられます。13の島が連なるユネスコ生物圏保存地域であり、私たちが「ポンペイNo.1のビーチ」と胸を張る楽園です。

そして、外洋とラグーンをつなぐ唯一の水路でのシュノーケリングは、ポンペイNo.1と断言できる圧巻の迫力。潮の流れに乗って、バラクーダやリーフシャークが行き交う青の谷を滑空します。仕上げは白砂のビーチでバーベキュー——こんなロケーションで囲む炭火は、最高すぎて言葉になりません。

ターコイズのラグーンを走るボートの航跡
ラグーンを渡って、約1時間
岩陰に潜むヤシガニの大きなハサミ
岩陰で出会う、ヤシガニ。
浅瀬に広がるサンゴの根とターコイズの海
足元まで透ける、サンゴの庭
浅瀬を横切るリーフシャーク
水路をゆく、リーフシャーク
ヤシに縁どられた白砂のビーチとボート
13の島が連なる、白砂の弧
浜辺の炭火バーベキュー
仕上げは、浜辺のバーベキュー

上陸には所有者の許可が必要です(ツアーでは手配込み)

パキン環礁のリーフフラットで流木の上に立つ旅人
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PAKIN ATOLL

北西へ、外洋を渡って

パキン環礁

求む、挑戦者。

アント環礁が圧倒的な「南国体験」なら、パキン環礁は圧倒的な「冒険体験」。ここには、大きな船が入れる水路がありません。満潮のわずかな時間にリーフの切れ目を小型ボートで越えるか——あるいは、自ら泳いでリーフを上がるか。このスリルは、一生忘れられない経験になるはずです。

リーフを越えた先に待つのは、美しいビーチと、どこまでも続くサンゴ礁。枝サンゴの森はカラフルな魚たちの棲家です。上げ潮に外洋の水が入れば透明度は30mを超え、その青を知るのは、海を越えてきた挑戦者だけ。だからこそ、帰りのボートで振り返るパキンは、特別に見えるのです。

外洋を渡るため、海況の良い日に限りご案内します

03

NAHLAP ISLAND

南西のラグーン、車とボートで

ナーラップ

いちばん気軽な、ラグーンの休日。

本島南西のラグーンに浮かぶナーラップは、コテージや伝統家屋ナースが点在するアイランドリゾート。白砂のビーチに寝転び、目の前のサンゴ礁でシュノーケリング。カヌーやウォータースライダー、ロープスイングまで揃った、家族連れにいちばん人気の島です。

ビーチの沖には、リーフが一気に深く落ち込むドロップオフ。浅瀬の水遊びから本格的な海まで、ひとつの島で楽しめます。夕方、ラグーンを茜色に染めるサンセットは、この島のもうひとつの名物です。

日帰りのほか、島泊まりのご相談もできます

空から見たナーラップ——ヤシ並木の浜と、遠浅のラグーン
アント環礁の空撮。外洋の紺とラグーンの碧をリーフが分けている
ブラックコーラル島の遠浅の海で泳ぐ人たち
04

BLACK CORAL ISLAND

南西端、ケーパラ水道のほとり

ブラックコーラル

海洋保護区に浮かぶ、砂の小島。

バリアリーフの南西端、ケーパラ水道のそばに浮かぶブラックコーラルは、海洋保護区の中にある小さなサンゴの島。木陰を縫う小道が美しく手入れされ、素朴な小屋でのキャンプ泊もできる、静かな隠れ家です。

東側のビーチと北の水道は絶好のシュノーケリングポイント。ネムリブカやツマグロ、運が良ければマダラトビエイにも出会えます。保護区には遊泳が制限される季節があるなど、海を守る仕組みが今も生きています。「守られているからこそ豊かな海」を、体感できる場所です。

保護区のルールにより、ご案内できる時期が限られます

DAULELE ISLAND

沖合の、小さな無人島

ダウンレレ

何もない。それが、いちばんの贅沢。

空から見たダウンレレ——白砂の細い島とヤシ葺きの小屋、周囲に広がるリーフ

ボートで沖へ走ると、白い砂浜にヤシ葺きの小屋がぽつんと立つだけの無人島、ダウンレレが現れます。島をひと回りしても、ほんの数分。あるのは360度の透きとおる海と、サンゴ礁を泳ぐ色鮮やかな魚たちだけ。

昼はピクニックとシュノーケリング。夕方は、誰もいないビーチでサンセット。夜まで残れば、頭上に満天の星。何も足さない一日が、旅でいちばん濃い記憶になる——そんな島です。

そして、この島の海中はサンゴがとても豊か。枝サンゴの森が浅瀬いっぱいに広がり、色とりどりの小さな魚たちが群れています。ポンペイでもいちばん可愛らしい魚に会えるシュノーケリングスポットのひとつです。

枝サンゴの間を泳ぐ小さな魚
浅瀬いっぱいに広がる、枝サンゴの森。
石垣ごしに見えるヤシ葺きの小屋とラグーン
木陰から浜辺へ続く砂の小道

島に上がれば、木陰の小道とヤシ葺きの小屋。

無人島ピクニックの定番。無人島ステイのご相談も

06

LENGER ISLAND

コロニアの港からすぐ

ランガル島

青い海に、歴史が眠る島。

コロニアの港からボートですぐ。ランガル島への上陸は、日本軍が残した水上機ランプ(スロープ)の跡から——この島は、海と歴史が交差する場所です。ジャングルには砲台や弾薬庫、コウモリの棲む地下燃料庫など、日本統治時代の遺構が静かに眠っています。

ランガル島には、今も人々が暮らしています。戦跡の多くは民家のすぐそばや私有地の中にあり、誰でも自由に立ち入れる場所ではありません。訪問には島の方々への挨拶と許可が欠かせないため、必ずガイドが同行し、暮らしの場に配慮しながらご案内します。

ポンペイの歴史を見る
空から見たランガル島——ジャングルに覆われた島と、海へ伸びる水上機ランプの跡

WAR RELICS ON LENGER

ジャングルに眠る、戦跡たち。

ここから先は、すべてランガル島の中でのお話。コロニアからボートで渡ったこの小さな島を歩く道が、そのまま日本統治時代をたどる道になります。

空から見た水上機ランプ——島の緑からラグーンへ延びるコンクリートの滑走台

SEAPLANE RAMP

水上機の滑走台

1939年ごろ、水上機を海から引き上げるために造られたコンクリートの斜路。海中部分は潜水作業で組み上げられました。戦後はアメリカ軍が補修して滑走路として使い、いまは潮が引くと、ひび割れた路面がラグーンへ静かに続いていきます。

蔓に覆われた鋼鉄製の原油貯蔵タンクと、下部に開いた入口

OIL TANK

原油貯蔵タンク

島の南、パンカマルに残る鋼鉄製の原油タンク。かつては大小2基が並び、大きい方は1970年代に解体されました。下部の鋼板が外れたところから中へ入ることができ、屋根のマンホールへ続く梯子が今も架かっています。

岩肌をダイナマイトで掘り抜いた貯蔵壕の入口

STORAGE CAVES

岩をくり抜いた貯蔵壕

斜面をダイナマイトで掘り抜いた4本の横穴。いちばん奥のものは28mに達します。足元には水が溜まり、天井にはアナツバメが巣を掛ける——ひんやりとした空気の中を、ライトを頼りに奥へ進みます。

錆びた鉄扉が残る、コンクリート製の弾薬庫

MAGAZINE

弾薬庫の鉄扉

コンクリートの小部屋が横一列に並ぶ弾薬庫。錆びついた鉄の扉が、80年を経てなお蝶番に残っています。上から土をかぶせ、空から見つからないように隠されていました。

石積みの防壁に沿って並ぶ、高射砲陣地の弾薬庫

ANTI-AIRCRAFT BATTERY

丘の上の高射砲陣地

標高77mのドレン・ランガルの頂には、2ヶ所の高射砲陣地。石と土の防壁に囲まれたコンクリートの円座に、8cm高角砲が据えられていました。砲は戦後に運び去られ、円座を囲む弾薬庫(一方は9室、もう一方は6室)だけが残ります。

横倒しになった15cm沿岸砲に刻まれた製造番号と年号

COASTAL GUN

沿岸砲に残る刻印

海に面した斜面には4ヶ所の砲座跡。横倒しになった15cm砲には「No.12810 1900」の刻印が読み取れます。英アームストロング・ホイットワース社製と伝わり、ソケース山の15cm砲も、もとはこの島にあったものだといいます。

蔓に覆われた、ロッククラッシャーの大きな歯車とホッパー

CONCRETE PLANT

森に還る、機械たち

横穴を掘るために持ち込まれた設備群。3台のコンクリートミキサーとヤンマー製ディーゼル機関、砕いた岩を運ぶ610mm軌間のトロッコ軌道、そしてロッククラッシャー。歯車はいま、蔓と木の根に少しずつ絡めとられています。

「經緯度測點」と彫られた、日本統治時代の測量標石

SURVEY MARKER

「經緯度測點」の標石

落ち葉を手で払うと、石柱に彫られた四文字が浮かび上がります——經緯度測點。この島に測量の基準点が置かれていたことを、いまも静かに伝えています。

戦跡の多くは島の方々の私有地内にあります。無断で立ち入らず、必ずガイドと一緒にご見学ください。

AND MORE

まだ、海の楽しみは尽きない

マンタロードで頭上を舞うナンカイマンタ

マンタロード

リーフの水道にマンタが集まる名ポイント。ベストシーズンは1〜⁠4月。ダイバーだけでなく、シュノーケリングでその優雅な舞に出会えることもあります。

リーフの縁を群れで泳ぐネムリブカ

リーフエッジ

ラグーンの縁は、外洋へ一気に落ちるドロップオフ。ボートの上から覗き込むだけでも、碧から紺へ沈んでいく青のグラデーションに息をのみます。

ラグーンに浮かぶ小島と、水面に映る夕陽

サンセットクルーズ

夕暮れ、鏡のようなラグーンを走る帰り道。空と海がゆっくり茜色に溶けていく時間は、ツアーの最後のご褒美です。

街灯りのない島の夜に広がる満天の星空

満天の星

街灯りのない島の夜は、こぼれ落ちそうな星空。運が良ければ、水平線の上に南十字星を見つけられます。

この青は、来た人だけのもの。

写真では、この海の透明度も、風も、静けさも伝わりません。ボートに乗って、リーフの内と外——ふたつの青を確かめに来てください。

Pohnpei Ocean Cruiseでは、その日の海況とご希望に合わせて、いちばん良い海へご案内します。